区内・下作延に本堂を構える浄土真宗本願寺派の「眞宗寺」(【電話】044・965・0965)が建立した「川崎大仏」にこの程、大がかりな”お色直し”を施す事となった。「コロナ禍の世の中、少しでも多くの方に明るい話題を」と話すのは、同寺・副住職を務める小原靜寛氏。果たして、その詳細は―?
「3・11」機に建立
元々、本堂の横に「川崎大仏」を建立している同寺。だが今回話題となっているのは、麻生区の緑多き丘陵部にある「眞宗寺・川崎霊園」の大仏像。無縁仏などを足元で供養するために造られたこの像は、高さ約15メートル。東日本大震災に見舞われた2011年「多くの人に安らぎを」などといった名目の下で建立された。その黄金色に輝く佇まいは、同寺の象徴的存在のみならず、昨今のパワースポットブームも相まって地元の観光ガイドでも度々紹介されるなど各方面で話題を振りまいている。
コロナ禍、明るい話題を
今回の”お色直し”は、この大仏像に金箔を貼り付ける、というもの。巨大像全体に10センチ四方の金箔を1枚ずつ貼っていくため、用意された金箔の枚数は実に3万枚にも及ぶのだとか。それでも「家族揃ってご先祖様を敬える、そんな場所にしたい」という同寺の願いを込め、正真正銘の「黄金大仏」にする事を決めたのだという。
ちなみに作業は取材日(7月20日)の翌日から始まり、8月8日にお披露目される予定。「良い塩梅の日が当たる15時から16時に、特にきれいに輝きますよ」と小原副住職。拝観は無料のため「一度気軽に観に来てもらえれば嬉しいですね」と呼び掛けている。
また「コロナ禍が長引き、先の見通せない暗いニュースが増える中、一人での多くの方々に文字通り『明るく輝く話題』を提供できれば」とも。より黄金色の輝きを増す大仏像からは、同寺ならではのサービス精神のようなものを垣間見る事ができるかもしれない。
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