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【Web限定記事】川崎市平和館 戦争を語る品、後世へ 771点の一部を公開中

文化

掲載号:2020年7月31日号

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職員が手にする戦時中の品々
職員が手にする戦時中の品々

 終戦から75年。川崎市平和館(中原区)では、1992年の開館当初から、戦時中の日用品などを市民から募ってきた。これまでに寄せられた数は771点に上る(7月3日時点)。寄贈品の一部は、常設展や特別展などを通じ一般公開されてきた。女学生が使っていたという麦わらの洗面器、戦況に見立てたすごろくゲーム、焼夷弾の破片など当時の様子を物語る。最近は、陸軍軍用地「溝口演習場」があった宮前区の土地関係者から、境界を示していた石標が届けられたという。

 それでも寄贈件数は年々減少傾向にある。大坪浩行館長は「75年経ち戦争経験者が少なくなり、本人から直接届けられることはまれになった」と嘆く。しかし、それ以上に重視するのは寄贈品に込められた思い出や物語だ。子や孫が伝え聞いていたり、記憶していたりするケースもあり、当時を語る物一つ一つが後世への貴重な財産になる。

 自宅で過ごす機会が増え、家族が集う盆が近づく今、大坪館長は「自宅に眠る戦時中の物が見つかったら、ぜひご寄贈を」と呼びかける。

あすから「原爆展」

 同館は、8月1日(土)から30日(日)まで原爆展・特別展を開催する。

 ヒロシマの原爆を中心に、ビキニ環礁で被爆したマグロ漁船第五福竜丸、核兵器の元凶と核廃絶への動きなどをパネル展示する。

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