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市制100周年に相応しく、盛会
高津区子ども会連合会が総会
4月26日
新型コロナの影響で在宅勤務が普及する中、自宅では仕事がしにくいという人に向けた「シェアオフィス」が増え始めている。区内では、今秋、末長と二子の2カ所で開所。仕事の作業場にとどまらず、交流拠点となる仕掛けが施される。
「家族」がテーマ
梶が谷駅近く、9月に開所するのは「スタジオカリヨン」。同所は、音楽教室を運営する株式会社カリヨン・カンパニーなどが運営する。同社の代表を務める平松あずささんは「在宅勤務の”お父さん”を街でよく見かけるように。『みんなが家にいてケンカになりやすい』という声も聞こえてきたので気になっていた」と話す。
音楽教室の隣で家族が経営していた飲食店が5月末で休業に。平松さんは家族会議を重ね、家族で使えるシェアススペースの開所を決めた。
シェアオフィスのほか飲食店の作りをいかし、菓子製造ができるシェアキッチンなどの機能も持つ。営業時間は深夜0時までと他所より長い。平松さんは「夕飯を家で食べた後、集中してやりたい人もいるのではと。書斎が地域にあるイメージで活用してもらいたい」と話す。
また、菓子製造ができるキッチンについて「店舗を持たずにネットやイベント出展などで販売する人は多い。需要があるのでは」と見込んでいる。平松さんは「単なる場所貸しでなく、来所した人同士でつながり、新しいものが生まれるような場所に。文化発信の基地にしたい」と話す。詳細は同所ホームページ(http://studiocarillon.com)へ。
生花店が併設
二子では、シェアオフィス「CIRCLE(サークル)」が10月に開所する。これまで一戸建ての賃貸として、1階に飲食店、2、3階は平原憲道さん・ちひろさん家族が居住していた。平原さんは10月、仕事で海外転居をすることになったが、「二子地域に拠点を残したい」と、家主の木村憲司さんに相談。居住部分だった2階、3階を使い平原さん夫妻、木村さん、花屋を営む白川崇さんの4人でシェアオフィスを運営していく。
オフィスには花屋が併設。平原さん夫妻もリモートを活用した交流などを検討している。ちひろさんは、「こんなシェアオフィスがあったらいいなというものを形に。家で一人で仕事するより、発想が広がるような場になれば」と話す。
10月3日、4日に同所でイベントを開催する。詳細は同所ホームページ(https://www.circle2020.jp/)へ。
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