神奈川県は、土地取引の指標とされる県内基準地価(7月1日時点)を発表した。高津区は全用途の平均変動率がプラス0・6%と9年連続で上昇を維持。地価の変動率はコロナ禍で全体的に下落傾向がみられる中、高津区は住宅地、商業地ともに川崎市の平均を上回るなど、概ね堅調に推移している。
住宅地の市全体の平均変動率はマイナス0・1%(前年1・7%)と上昇から下落に転じたが、高津区は0・5%の上昇を維持。「溝口3丁目596番5」が2・1%で区内で最も上昇した。県担当者は「都心への近さや都内との価格差などから前年まで堅調な上昇基調だったが、コロナ禍でほぼ全地点で今年前半の下落が大きくなったことが市全体の下落につながった」と分析。
商業地は市全体で1・1%(前年4・8%)と上昇幅が縮小。区内では1・2%(前年5%)と微増し、「二子4丁目628番17」が1・7%で、最も上昇している。
価格上位5位入り
区内住宅地で価格が最も高かったのは「諏訪1丁目391番4」で43万2000円。次いで「溝口3丁目596番5」の43万円で、市内価格上位5地点入りした。
基準地価は1平方メートルあたりの価格を都道府県が調査。今回は県内927地点、市内116地点が対象となった。
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