小川くにこ県議にインタビュー 編集・制作/政策科学総合研究所 連載231回 「くにこ」の県庁見聞録 緊急避妊薬【2】
くにこ)7月を皮切りに女性議員勉強会を複数回開催してきました。県議、これまでご縁のあった市議や町議も交えての勉強会。女性薬剤師会や女性医療者連合、NPOなどが、緊急避妊薬の薬局販売を求める署名活動を始めたので、それを応援する事がきっかけでした。1回目の講師は二人の若手女性医師。性産業の犠牲になり何人も望まぬ出産をした女性の例、緊急避妊薬の海外事情などを聞き、女性が自立する為には様々な政策がより一層必要だと痛感しました。参加者全員が深く感じ入り、女性の自立の為に、まずここからがんばろう!という機運が盛り上がったんです。そして多方面にわたり支援の輪が広がり、急転直下来年度の緊急避妊薬の薬局での販売認可に。驚くべきタイミングであり、効果でありました。
司会)なるほど。盛り上げは大事ですよね。この緊急避妊薬は、性犯罪・性被害を議論する中で取り上げられたとききました。確か、横浜市議会、神奈川県議会、川崎市議会は国に対して、性犯罪の更なる厳罰化を求める意見書を提出されたとか。
くにこ)そうなんですよ。流石よく御存じ!今まではセクハラ被害者、レイプ被害者の方々は泣き寝入りを余儀なくされてきました。今後性犯罪に皆さんのご家族、ご友人が巻き込まれない為にも性犯罪に関する刑法の厳罰化は不可欠です。万が一被害にあっても望まぬ妊娠を避ける為には避妊薬も必要。安心して女性が活躍できる社会こそ、全ての人の幸せに通じるものだ、ぜひご賛同を、と私は常にお願いしています。そして私が開催している勉強会に参加した女性議員たちの発議により、茅ケ崎市、藤沢市、小田原市各議会では性犯罪に関する厳罰化を求める意見書が、議論されています。
司会)すごいですね。
くにこ)こういう女性議員の政策的連携こそ願ってもない事。亡くなった母の応援を心に、ますます頑張ります。
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1月22日号