本紙では元旦号の市長インタビューに続き、高津区の鈴木哲朗区長に区政の現状や展望を聞いた。鈴木区長は昨年を振り返ると共に今年の抱負などを語った。(聞き手/本紙・室野 義之)
――まずは昨年の振り返りや所感、さらに区長就任1年目の自己採点などをお聞かせ下さい。
「台風被害からの復興の中、迎えた新年(当時、副区長)。区内に合宿所のある國學院大學陸上競技部の駅伝での大躍進に元気づけられたのも束の間、日を追うごとにコロナの影響は深刻なものとなり、区長就任直後『緊急事態宣言』に。手探りでの行政運営の連続でした。100点満点で自己採点するならば、赤点スレスレの50点といったところでしょうか」
――そのような厳しい状況の中でも鈴木区長が重点的に取り組んできた区政運営施策は進捗しているように感じました。
「私は昨年4月の区長就任以来『安定的な区民生活の継続的確立』を目指してきました。厄災の下、区民みなさんの生活をお支えするため、衛生・医療はもちろん、社会保障、福祉、子育て、道路・河川管理など『生活インフラ』の確立です。特に新型コロナ感染拡大、第三波への対応では、衛生課の業務を区役所組織全体で応援する体制作りに取り組みました。各部門の部課長級のマネージメントにより全職員一丸となった区政運営ができました」
――今年の「テーマ」を簡潔なキーワードで教えて下さい。
「今年のテーマは『市民の視線で、考え動く』。これまで行ってきた全職員一丸となった公共サービスの確実な提供を、より進めていきたいと思います」
――今年一層注力する区政運営方針施策と新年の抱負を語って下さい。
「新型コロナ感染拡大の不安の払拭と、安定的な区民生活の継続的確立。基本は昨年同様、コロナ収束まで気をゆるめずに頑張ります」
――最後に本紙読者へのメッセージを。
「台風被害の一昨年、コロナ不安の昨年。今年こそは区民の皆様の健やかで幸せな生活を、心よりお祈りするとともに、そのためのお手伝いを全力でさせて頂きます」
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