上作延の石川着付け・組紐教室に通う加藤裕明さんの組紐の作品が、第54回かわさき市美術展で審査員特別賞に入賞した。作品は3月6日から13日までミューザ川崎シンフォニーホール(幸区)に展示される。
加藤さんは川崎梶ケ谷郵便局の局員。配送中に教室の看板を見つけ、直接入会を問い合わせた。もともと茶道を習っており、自分の羽織紐を作りたいと思っていたそう。
作品は老松組(おいまつぐみ)で、黄や緑を基調とした帯締め。配色にもこだわったという。全くの初心者から入会して1年半が経ち、今では作品が入賞するまでに腕を上げた。加藤さんは「組紐は他のことを一切考えず没頭できるところが魅力」と話す。
同教室の講師・石川武子さんは「入学当初からしっかりした良い作品を組めていた。日ごろから真面目にコツコツと取り組んでいて、今回の作品にも誠実な人柄が出ている。今後の成長が楽しみ」と期待を込めた。
同教室では現在生徒募集中。貸衣裳、出張着付けも受付。
■石川着付け・組紐教室/【電話】044・866・4880/上作延906
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