11月6日、7日に区内で開催される「子どもの権利条約フォーラム」に向け、第1回実行委員会が4月25日、子ども夢パーク(下作延)で開催された。市内から約80人が参加し、今後の方針について意見を交わした。
子どもの権利条約は、子どもの基本的人権を尊重しようと、1989年に国連により採択された。同フォーラムは1993年から毎年、全国各地で開催されており、講演会や分科会などを通して子どもの権利条約の普及・啓発を目指す。今年は川崎が開催地となり、区内のすくらむ21やてくのかわさきが会場となる。事務局は市民団体「かわさき子どもの権利フォーラム」(山田雅太代表)が務める。
川崎市では子どもを一人の人間として尊重し、権利を守ろうと「子どもの権利に関する条例」を2001年に施行。同団体は条例の理念が浸透していない背景を受け、17年に当時の条例設置に関わったメンバーらで立ち上げた。山田代表は「川崎で条例が施行されて今年で20年を迎えるが、認知度は低い。川崎でやってきたことや今後の取り組みを全国に伝えたい」と話す。
80人超が参加
第1回実行委員会にはオンラインで42人、会場に42人が参加。保護者や学校関係者、NPO団体などさまざまなメンバーが、今後の方針について検討。当日は、外国人の子どもや障害のある子どもの支援、乳幼児の子どもの権利を考える分科会などを求める意見が挙がった。
同団体は引き続き、実行委員を募集。第2回実行委員会は5月22日(土)午後1時30分から。5月8日(土)には子どものみで行う「子ども実行委員会」を午後2時から開催。ともに会場は子ども夢パーク。参加希望者は事務局【携帯電話】080・3471・6448または、【メール】kawasakifrc@gmail.comへ。実行委員会は全8回。
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