原水爆禁止高津区協議会(弘本圭右代表)などによる「核兵器廃絶のための高津区原爆展」が、8月6日(金)から11日(水)まで行われる。例年は区役所1階ロビーで実施されているこの企画。今年は同所の工事期間と重なるため、高津市民館11階のウォール展示場での開催となる。
この催しは、原爆被害の実相を改めて伝え続けていくため、この時期に実施されているもので今年で24回目。特に広島と長崎に原爆が投下されて76年となる今年は、被爆者の悲願とされてきた「核兵器禁止条約」が発効され、批准国も50カ国に達するなど「記念の年」ともいわれている。
さらに批准国が54カ国にまで増加している事などを踏まえ主催関係者は「(今年は)核兵器の終わりの始まりの年ともいえます」と説明する。
イラストで「あらまし」
期間中、会場では前出の「核兵器禁止条約」がどんな条約なのかをイラストを使ってやさしく解説。さらに大きな世界地図で批准国を紹介する展示なども目玉の一つ。また東橘中学校の3年生が平和教育の一環で毎年行っている平和宣言を紹介するとともに、高津区民による美術作品や市民の作品なども展示。さらに、著名な日本画家・丸木位里さんの「原爆の図」も同時に展示される予定となっている。
「出来る事」知る契機に
今回の「高津区原爆展」は、過去に会場としてきた高津区役所のロビーが工事となるため使用できず、市民館での開催となる(9時から17時、入場無料、詳細問合せ【携帯電話】090・5433・2957/弘本代表)。「核兵器を世界から一刻も早くなくすために私たちにできること知ってもらう機会にしてもらえれば」と、多くの来場を呼び掛けている。
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