県政報告 「感染爆発から県民の命を守る」緊急申し入れを知事に提出 日本共産党 神奈川県議会議員 石田和子
8月23日の神奈川県の新型コロナの新規感染者は全国最多の2579人。1カ月前の比較で同日の重症者は5・5倍増え247人へ。自宅療養者は6・4倍増えて1万5208人に急増。県は同日の重症ベッドを199床から286床まで増床しましたが、使用率は86%となお逼迫。さらに同日の入院が必要な自宅待機者が90人もいます。
「自宅療養者が急変し亡くなった」「救急車に乗ったものの病院に断られて結局自宅に戻った」「40度近くの高熱と酸素飽和度が92〜94%程度が1週間続いても入院できなかった」など深刻な事態が起こっています。これでは救える命を救えません。共産党県議団は8月17日、以下等の緊急申し入れをしました。
【1】医療提供体制を拡大し原則入院できるように
県は自宅療養者に緊急に酸素投与する緊急酸素投与センター(24床)を横浜に開設しましたが、治療はできません。治療のできる臨時の大型入院施設を開設し、機材や人材を確保することを要望。医師会の協力で悪化リスクのある自宅療養者の入院調整を行う「地域療養の神奈川モデル」が川崎でもまもなく開始されることになります。
【2】検査を抜本的に拡大し感染の伝播を防ぐこと
感染力が強いデルタ株に置換わり、感染経路不明率は69%に上ります。無症状者を見つけ保護することが感染の伝播を防ぐために必要です。抗原検査キットを活用した大規模検査を拡大、事業所、家庭、学校などで戦略的に活用し、PCR検査につなげて陽性者の発見、保護に全力をあげること等を要請しました。
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4月26日