不定期連載コラム 違っているから、おもしろい! 第1回 外国人の「ゴミ出し」について
最近、道を歩いていると一見して外国の方だなあと思うことがしばしばあります。今までもきっと外国からの方達は住んでいたに違いないのですが、アジア以外の方が増えているせいでしょうか。川崎市の統計で外国人の人口の推移を調べてみると、2011年と今年を比べると約1,4倍に増えています。(2011年6月末31794人、高津区は3738人。2021年6月末44670人、高津区5265人。川崎市のホームページより)
以前、お隣の横浜市に住んでいた友人が、ゴミ出しの時に同じマンションに住んでいる外国人が、ちゃんと分別してくれなくて困るとこぼしていたのですが、高津区では、そんなトラブルはないのだろうか、と余計な心配をしてしまいます。私もかつては、「外国人」としてオランダやアメリカに住んだ経験がありますが、やはりその土地ならではの習慣や、それこそゴミの出し方に戸惑ったことは数知れません。多少言葉が通じたとしても、初めての土地での慣れない生活で「へえ〜」とか、「え?」の連続でした。
育った環境が違えば、価値観が違うのは、当たり前。頭でわかっていても、実際に自分の思ったように行動してもらえなければ、やはり違和感を覚えてしまい、あげくは排除してしまう。そしてご近所に住んでいても、「知らない外国人」として「見えない存在」にしてしまう。そんなことが日常茶飯事で起きているのではないでしょうか?
互いに気持ちよく過ごすために
私たち多文化読み聞かせ隊は、名称こそ、読み聞かせをするグループではありますが、異なる価値観を少しでも理解し合い、お互いが気持ちよく過ごせる地域を作っていきたいと願っています。そのための方法として、「絵本を通して世界に窓を開ける」ことを続けています。子どもたちには小さなうちから、先入観を持たずに広い世界を見てほしい、いろいろな方向から人間を見て欲しいと思いますし、大人の方にもぜひ、「近所に住んでいる外国人」ではなく、「ブラジルからやって来たいつもニコニコ優しいジョゼさん」や、「面白い話しを聞かせてくれる中国出身のユエイちゃん」に出会って欲しいのです。
知らないガイジンではなく、一緒に地域に暮らす友人としておつきあいすることで、ゴミの出し方も一緒に考えたり、もしかしたら、美味しいお国の自慢料理もご馳走してくれるかもしれません。そんな風に暮らせたら、どんなに素敵でしょう!
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