高津消防署(熊谷智子署長)は1月12日、新たに機能別消防団員として入団した川崎フロンターレの職員への辞令交付式を同署講堂で開催した。
機能別消防団員は、大規模災害時の後方支援や火災予防の広報などに限定して活動する。式典には昨年12月1日付で入団した同クラブの羽田剛さん(44)と加藤祐美子さん(42)が訪れ、高津消防団の武笠和師団長から辞令を受け取った。武笠団長は「今季J1で2連覇を果たし、市民からも人気の高いフロンターレさんから入団してもらえて嬉しい。地域密着の防災活動により一層の協力、支援をお願いしたい」とあいさつした。
火災予防や高津少年消防クラブのポスター作成などに協力したことが縁で入団に至ったという羽田さんと加藤さん。今後は広報活動団員として、ポスター作成への協力を継続するほか、イベントなどでのPR活動を担う。羽田さんは「団員として、改めて地域に根差した防災活動に協力したい」とコメント。加藤さんは「年間を通じて高津の安全・安心を守っていけたら」と意気込みを語った。
協力事業所認定も
なお、式典では消防団協力事業所として同クラブの吉田明宏副社長に協力事業所証と盾の交付も行った。吉田副社長は「サッカーを通して地域に貢献していくことがクラブの目標。地域の安全安心を守る場に呼んでもらえて光栄であり、使命感を持って務めたい」と話した。熊谷署長は「消防署としてもチームを応援しながら、地域防災力の向上に向けて一緒に活動していければ」と話していた。
高津消防団には現在、定員135人に対し112人が所属しており、充足率は83%(1月1日時点)。消防団協力事業所の認定は、今回が区内で20カ所目となる。
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