高津警察署(鈴木公人署長)は6月6日、特殊詐欺の被害を未然に防いだとして、JAセレサ川崎橘支店の仮屋梨沙さんに感謝状を贈呈した。
同支店の窓口担当を務める仮屋さんは、5月20日に高津区在住の70代女性の貯金引き出しに対応。280万円を下ろしにきた女性が落ち着かない様子でいるのを不審に思い、用途を尋ねたところ「リフォーム代だ。現金で持ち帰りたい」との返答があった。仮屋さんは店舗備え付けのチェックシートを活用、詐欺にあっていないかを確認した。女性は前日、次男を名乗る者から「携帯電話を壊したからいつもと違う番号を使う」と連絡を受け、当日「社内不倫で相手を妊娠させた。示談のため300万円が必要」と再び連絡を受けたという。女性がその場で次男に電話で確認し、詐欺であることが判明した。
仮屋さんは「大きな金額なので騙されて取られなくて良かった。確認はいつも行っているが、お金を下ろしに来た方にお叱りを受けることもある。今後も作業的に行うのではなく、しっかり確認していきたい」と話した。鈴木署長は「チェックシートの有効活用だけでなく、仮屋さんが疑問点を追及したことが阻止につながった。窓口の役割が重要なので、引き続きシートの活用をお願いしたい」と話した。
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