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「注文に時間がかかるカフェ」 「吃音者(きつおんしゃ)」の一歩を支援 梶ヶ谷に1日限定で開店

社会

掲載号:2022年6月24日号

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スタッフ手作りの看板をもつ平松さん(左)と奥村さん
スタッフ手作りの看板をもつ平松さん(左)と奥村さん

 話し言葉が滑かに出にくい発話障害の一つ「吃音」。この当事者による1日限定「注文に時間がかかるカフェ」が7月3日に梶ヶ谷駅近くの「スタジオカリヨン」(末長1の15の19/【電話】044・872・9253)で開催される。

 吃音者が接客を通じて自信を持つことや、吃音への理解を深めてもらおうと開かれるこのカフェは、自身も吃音者で都内在住の奥村安莉沙さんが発起人となり、昨年夏に世田谷区で初めて開催された。メディアでも取り上げられるなど話題を呼び今回で4回目となる。

 梶ヶ谷での開催を企画したのは、区内で子どもの音楽教室などを運営する(株)カリヨン・カンパニーの平松あずさ代表。平松さん自身も幼少時に吃音を発症した当事者だ。大人になって折り合いをつけられるようになり、乗り越えた経験から「同じ悩みを持つ子の支援をしたいとずっと考えていた」と思いを話す。今年2月、別件でクラウドファンディングを行っていたところ、同じサイトに奥村さんのプロジェクトを見つけ、すぐに連絡を取り今回の開催が決まった。

 今回のカフェでは、全国から10〜20代の20人ほどから応募があり、オンラインでの面接を経て4人がスタッフに決まった。提供するオリジナルドリンクのアイデアも一人ひとりが持ち寄り試作会を行うなど、いちから手づくり。「完璧を目指すのではなく、若者たちが試行錯誤していく過程を大切にしている」と奥村さん。「実際に交流して1対1でじっくり話して、理解してもらいたい」との思いから、来店客も完全予約制で1時間に10人の3部制で行う(本紙発行日時点で満席の可能性あり)。同日夜には、吃音を持つアーティストによる音楽ライブも予定している。

 吃音者は全国に約120万人いるとされている。最初の言葉が出せずに間があいてしまう、最初の一音を繰り返してしまうなどの症状があり、人前で話すことに恐怖を感じたり、自信をなくして心を閉ざしてしまうことも。障害だと気づかれにくく、若い世代には相談の受け皿も少ないため、家族にも話せず悩んでいる人も多いという。「まずは吃音のことを知り、理解してもらえたら。そして悩んでいる若い子たちが、夢をあきらめないでチャレンジできる場になれば」と平松さんは話している。

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