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高津区版 公開:2022年7月29日 エリアトップへ

(株)灰吹屋薬局 地元野菜でPB(プライベートブランド)商品 「地産地消の活性化」めざし

経済

公開:2022年7月29日

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開発が進む地元食材の「乾燥野菜ミックス」
開発が進む地元食材の「乾燥野菜ミックス」

 区内 溝口を中心にドラッグストア事業などを手掛けている地元企業「(株)灰吹屋薬局」(【電話】044・833・3451)が、川崎市内で採れた地元野菜を使ったオリジナルの商品開発に着手。現在、8月下旬の発売を目指して試行錯誤が続いている。

◇  ◇  ◇

 同社初となる「プライベートブランド」として発売に向け準備が進んでいるのは「管理栄養士が考えた川崎三昧乾燥野菜ミックス」という商品。

 「川崎市内で採れた野菜で地域の方に健康を届けたい」という灰吹屋薬局の願いがこめられ、さらに生産者と消費者のパイプ役を担うべく「地産地消の活性化」などにも各方面から期待が寄せられているという。

幅広い用途が特徴

 具体的には「生産」から「製造」「販売」に至るまで、一貫して川崎市内の企業が担当。文字通り「オール川崎」の体制を敷き商品開発にあたっているのが特徴の一つ。

 「生産」を請け負う市内農家は手塩にかけた地元野菜を提供。ミニトマトやみょうがは宮前区、きゅうり、ナス、ピーマンなどは麻生区、トマト(一部)は幸区、そして県指定のブランド玉ねぎ「湘南レッド」は高津区の農家が、それぞれ納品している。

 これらの食材を利便性の高い乾燥野菜に加工するのは川崎区にある飲食店「美遊JAPAN」。同店の高い乾燥技術により「製造」された野菜は、再び水分を補えば食感を極力損なうことなく元に近い状態になる。そのため「おひたし」や「和え物」など幅広い用途が見込まれている。

サイズ、断面にこだわりも乾燥野菜、随所に工夫の跡 

 さらに「販売」を請け負う(株)灰吹屋薬局は、薬局という特性を生かし、管理栄養士が栄養配分などについて試行錯誤を重ねている。消費者が料理で使う場面を思い浮かべた結果、カットする野菜の大きさや、断面で美味しさを強調できるような工夫等を積み重ねており、8月下旬の発売に向け、着々と準備が進んでいるという。

魅力、広域に発信

 開発されている商品は「季節野菜中心のおひたし・和え物用」と前出「湘南レッド」を使用した「料理用」の乾燥野菜など。同社が構える「ドラッグストア灰吹屋」の一部店舗で販売が予定されている。

 陣頭指揮を執る販売部の石川学部長は「川崎には素晴らしい取組みをされている農家様や企業様が数多くあり、その価値を当社が(商品開発を通して)消費者に広く発信する事で市内全体の地産地消を活性化していければ」と今後に向けてビジョンを語っている。

用いられるのは市内で栽培された野菜
用いられるのは市内で栽培された野菜
商品改良に向けアイデアが飛び交うミーティングの様子
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