不定期連載コラム 違っているから、おもしろい! 第13回 「パントマイム」は万国共通の表現方法
さて、12回にわたってさまざまな文化の違いについてお話ししてきましたが、今も世界のどこかで国同士が争っていたり、紛争があったりします。早く平和な世界になってほしいものですね。
日本の夏は、お盆も大きな行事ですが、第二次世界大戦の終わりの日8月15日の「終戦記念日」には、毎年平和への願いが語られます。第二次大戦中の人道支援のお話しは、さまざまに語り継がれていますが、昨年公開された映画「沈黙のレジスタンス」で描かれるのは、パントマイムを芸術にまで高めたと言われるマルセル・マルソーが、戦時中の123名のユダヤ人孤児たちをパントマイムで笑わせ、国境を超えてその命を救う物語です。
生前は、マルソー自ら、その体験を語ることはなかったそうで、没(2007年)後10年経ってようやくその実体験が明るみになり、映画化されたそうです。ひとりの芸術家が自身の芸をもって子どもたちに勇気を与え、子どもたちの命をも助ける物語は、国や文化を超えて、芸が人々の命さえ救うことができると訴えているのですね。
下作延「カフェイズミ」でイベントも
パントマイムというと、どんなことを想像されますか?有名なところでは、見えない壁を手のひらを使って表現したり、白く塗った顔に縞々のシャツを着て、ひょうきんな動きをする、など思い浮かぶかもしれません。言葉を使わず、身体の動きや顔の表情だけで物語やいろいろなものを表現していきます。言葉を使わない、ということは、どんな国の人も理解できる万国共通の表現方法になりますね!
そのマルセル・マルソーの創設したパリのパントマイム学校で、日本人として初めてパントマイムを学び、マルソーを日本に招聘もされた、やまさわたけみつ氏は、今も日本で活躍、指導もされるパントマイマーです。
*1978年設立マルセル・マルソー国際マイム学院
8月28日(日)パントマイムとヨーロッパ演劇 講師:やまさわたけみつ
場所:カフェイズミ 14:00〜16:00 軽食付¥1500
申し込み:カフェイズミ【電話】044-852-3034 川崎市高津区下作延3-20-5
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