神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
高津区版 公開:2024年8月6日 エリアトップへ

被爆地へ「千羽鶴」献納 3500羽 折鶴の会

社会

公開:2024年8月6日

  • X
  • LINE
  • hatena
森政会長(中央)と会員で製作
森政会長(中央)と会員で製作

 川崎市内の原爆被害者団体「川崎市折鶴の会」(森政忠雄会長)は7月31日、広島市、長崎市に献納するための千羽鶴を製作した。

 同団体は、1965年に市内在住の被爆者で結成。市内外の学校や団体の企画などで体験談を語る講演会を行ってきた。被爆地である広島・長崎に折鶴を届けようと、12年前から、会員が集まって千羽鶴を製作する交流会も開いてきた。

 同交流会はコロナ禍で4年の休止期間を経て、今回5年ぶりに再開。かわさき市民活動センター(中原区新丸子東)を会場に、森政会長をはじめ5人が集まった。「ふるさと川崎まちづくり運動 ほっとくらぶ」から寄贈された1500羽の折鶴と、休止期間に個人や団体から寄贈された折鶴や同会で作りためてきた2千羽の折鶴をつなぎ合わせて「千羽鶴」を製作。

 完成した千羽鶴は、広島・長崎で行われる平和記念式典に合わせて献納される。

 森政会長は「活動が再開できたことがうれしい。今も世界で争いが起きている。核廃絶、世界平和を願い、こうした活動ができるのもありがたいこと」と5年ぶりの活動への思いを語る。今後も活動を継続していく意向で「会員が高齢化し、我々の体験を語り継いでいくにも限りがあり、焦燥感がある。体力があるうちに少しでも継承できるようにしていきたい」と意欲を見せた。

千羽鶴に糸を通していく会員
千羽鶴に糸を通していく会員

高津区版のローカルニュース最新6

区役所改革へ市民の声を

「基本方針」改定に向け

区役所改革へ市民の声を

8月にワークショップ

7月9日

ウクライナの星空語る

ロシア侵攻で日本に避難 宙と緑の科学館

ウクライナの星空語る

解説員のオレナさん

7月9日

「花づくり」今年も170校で

子どもと地域をつなぐ

「花づくり」今年も170校で

クラファンもスタート

7月9日

久末の作業所で利用者募集

NPO法人あかつき作業所

久末の作業所で利用者募集

障がいのある人対象

7月4日

養周院(久地)で写真供養

川崎写真師会

養周院(久地)で写真供養

地域から4167枚超集まる

7月4日

「無理せず、ゴールを目指す」

お天気キャスター・木原 実さんに聞く

「無理せず、ゴールを目指す」

7月4日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

高津区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

高津区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2025年7月9日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Facebook