高津区二子、大山街道沿いに陸上競技部の合宿所を構える國學院大學が、1月2日と3日に開催される「第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)」に出場する。12月13日には都内で壮行会が開かれ、同部の前田康弘監督や選手たちが大会へ向けた意気込みを語った。
前回大会は往路6位、復路5位の総合5位。6年連続でシード権は獲得したものの、インフルエンザの集団感染などに苦しみ、目標の表彰台には届かなかった。現・主将の平林清澄選手(4年)は当時、報告会で「このチームは誰も満足していません」と涙を見せた。
次こそは全員が満足する走りを心に誓った今年のスローガンは、「歴史を変える挑戦〜EP(エピソード)3〜」。過去、2011年第87回大会のシード権獲得(EP1)、20年第96回大会の初の3位表彰台(EP2)と、大きなことを成し遂げるときに掲げてきた言葉だ。
号砲は、あす8時主将「勝ちに向けて攻める」
今年の目標は「箱根駅伝総合優勝」。出雲駅伝では5年ぶり2度目の優勝、全日本大学駅伝では初優勝と快進撃を続けている今、目標達成が意味するのは、大学駅伝史上6校目となる三冠達成だ。大きな意味を持つスローガンを胸に、新たな偉業に挑む。
強みは団結力
「今年のチームの強みは団結力。平林を中心にしっかりまとまっている」と前田監督。選手間の横の連携、敬い認め合うチーム作りができており、駅伝で大事な「仲間を信じて想いを届ける」ことが形としてできているからこそ、結果につながっているという。前田監督は「来たる第101回箱根駅伝も、総合優勝するつもりでこの1年間やってきた。それが有言実行できるように、仲間を信じて、応援してくださる皆さんも含め、一緒に戦いたい」と意気込みを述べた。
「監督を号泣させる」
今年のチームを「過去最強を更新している」と確信をもって語った平林主将。今年1年、主将として「勝ちに向けて攻める」姿勢を率先して見せてきた。同大入学の契機は、悲願の総合3位を果たした第96回大会での前田監督の男泣き。能力面も人としても成長させてくれた前田監督への恩返しとして「今年こそ前田監督の大号泣を見られるように、それにふさわしい結果を果たせるように、チームとして全力で頑張る」と思いの丈を語っていた。
新たな時代の幕開けとなる号砲は、明日午前8時に鳴り響く。
![]() 針本正行学長(右)から襷を受け取る主将の平林清澄選手
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