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2週間以上続く 「しつこい咳」に要注意 取材協力/宮川クリニック
2週間以上続く咳症状は「百日咳」かもしれない。生後6カ月未満の乳児が百日咳に感染すると、息止め、けいれん、肺炎などを引き起こすことがあり、突然死の原因にもなる。宮川クリニックの久保田医師にその特徴について話を聞いた。
0、1歳の感染報告が多く、2歳以降で減少するものの、大きい子では症状が分かりにくく、感染しても見逃されているケースがあると考えられる。20歳以上の感染報告が近年増えていることが問題視されている。
主に春から夏に流行が見られ、潜伏期間は7〜10日。はじめの症状は風邪と同様で咳、鼻汁、くしゃみで発熱はほとんどない。1―2週間すると乾いた咳がひどくなり、激しく咳き込むようになる。息を吸うとき「ヒュー」という音をたて、「コン、コン、コン、ヒュー」という咳を繰り返す。昼夜を問わず咳発作が続くため、咳きこんで嘔吐したり、食欲低下がみられる。成人の場合、咳のみが持続する事があり「しつこい咳だな」程度で受診しないと、周りに感染を拡げる恐れがあるので気を付けたい。特に家庭内に小さな子どもがいると感染する可能性が高いので注意が欠かせない。
「長引く咳の場合、一度は百日咳かもと疑い受診しましょう。早期の診断・治療が感染拡大防止にも重要です」
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3月29日