千年新町と千年の子ども会ら主催のレクリエーション大会「やってみよう」が7月22日、市立橘小学校の体育館で開かれる。子ども会の会員減少に歯止めをかけようと共同で初めて実施するもの。主催者は「地域で子どもたちを育てる『子ども会』の楽しさを再発見してもらたら」と呼びかける。
当日は地域の中学生や大人から漫画や絵画の描き方を学んだり、大学生らとのアニマルバルーン作り、そしてシニアから囲碁や将棋を学ぶことができる。午後1時30分から3時30分まで。
イベントを企画したのは千年新町子ども会相談役の保科卓也さん(44)。同会の会長を長年務めた保科さんは子ども会の会員減少を受け、「自分たちで改めて子ども会の良さを伝えていかなければ」と決意。昨今の子ども会のイベントはスポーツが主で、運動以外の楽しさを届けられていないことも児童の参加率減を招いていると判断し、今回文化系のイベントを考えた。保科さんは「家庭教育と学校教育の間にあるのが地域教育。それを支えるのが子ども会。共働きの家庭が増え、学校の先生たちも多忙化している。子どもたちを地域で見守り、育てる役割は今後ますます重要になっていく」と子ども会の意義を語る。
今回のイベントでは児童が中高、大学生や高齢者と接点を持つことに着目。「近所に暮らす年上のお兄さん、お姉さんと交流することで、将来への憧れや今後の付き合いがうまれたり、中高生にとっても年下を指導することが良い経験になるのでは」。また、登下校時などにすれ違う地域の高齢者と日ごろから顔の見える関係ができればと、ゲームを通じて交流する場を設けた。
イベントは子ども会会員以外の参加も歓迎。実施には両子ども会のほか、橘小学校や橘中学校、橘地区子連も協力する。保科さんは「イベントを通じて子どもや保護者に子ども会の良さを再発見してもらえたら。これからも独自の企画で楽しさを届けていきたい」と話す。
イベントの詳細問合せは千年子ども会事務局北見さん【電話】044・766・5513へ。
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