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高津区版 公開:2019年2月22日 エリアトップへ

区文化協会区まち協 「高津の岡本かの子知って」 生誕130年の記念集会

文化

公開:2019年2月22日

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岡本かの子
岡本かの子

 高津区に縁があり、芸術家岡本太郎の母であり歌人、小説家の岡本かの子。今年、生誕130年を迎えることを記念し、高津区文化協会と高津区まちづくり協議会は3月7日、生誕記念集会を開催する。

 岡本かの子は1889年、3月1日に大山街道沿の旧家、大貫家の長女として生まれる。幼児期に二子で過ごし、兄の影響を受けて文学の才能を開花。歌人、小説家として活躍し代表作は「母子叙情」「老妓抄」などがある。

 記念集会を企画したひとりで、日本近代文学研究者の伊中悦子さんは「郷土が生んだ文学者を知ることで自分の住む地域に愛着を持ってもらいたい」と企画した経緯を話す。

 生誕130年記念集会は、郷土史研究家の鈴木穆さん、伊中さん、仏像彫刻家の梶原瑞康(本名典夫)さんが登壇。鈴木さんと伊中さんは「郷土高津とかの子について」「昭和十年代『文学界』小林秀雄と岡本かの子」と題して講演し、梶原さんは、この記念集会のために彫り上げた「かの子観音像」を披露する。

 観音像は「新しい、見る対象があれば多くの人に関心を持ってもらえる」と伊中さんが依頼した。

 かの子が二子で過ごしたのは一時だが、多摩川から受けた影響は大きく「川」を題材にした作品も多い。伊中さんは「かの子は『自分を育てたのは多摩川』というほど。この地で過ごしたことが彼女の作品への情熱、生きざまに通じていることを伝え、高津に住む方の暮らしに新たな発見があれば」と話す。

 会場は大山街道ふるさと館。午後2時から4時。参加費500円。定員60人、先着順。問合せ、申し込みは高津区文化協会【携帯電話】090・9314・1430(田村さん)。

企画したひとりの伊中さん
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