南生田小 「地雷は悪魔の兵器」 栗谷の中込さんが児童に訴え
川崎市立南生田小学校(水沼日出雄校長、全校児童1015人)が先月31日、地雷廃絶を呼びかける栗谷在住のJICA(国際協力機構)個人コンサルタントの中込璋(あきら)さんを講師に招いて授業を行った。
同授業は社会科の単元で「世界の人々と共に生きる」がテーマ。世界各地で起きている様々な問題と日本がどのような国際貢献を行っているかを知ってもらうのが狙い。毎年6年生が対象となっており、3回目の今年は130人の児童が聴講した。
中込さんは、地雷を「罪のない人々の命や手足を奪う、卑怯で無差別な悪魔の兵器」と説明した。被害者の8割が民間人でそのうち3割が子どもであること、日本が地雷の生産に反対を呼びかけるものの、多くの先進国が地雷を作り続けていることを紹介すると、児童からはため息が漏れた。
授業後の児童たちは「いまだに紛争の続く地域があり、地雷が残っていることにびっくりした」「除去するにもお金がかかるなんて!」と話していた。
同授業を担当した古賀千穂教諭は「世の中の状況や世界で活躍している人を知ってもらうきっかけになったら嬉しい」と同授業の効果に期待を寄せていた。
中込さんは建設機械製造会社の技術者としての経験を活かし、定年後にショベルカーを活用した対人地雷除去機を開発した。世界各地で操作や修理の指導にあたる傍ら、建機職業訓練センター調査のコンサルタントも勤めている。平成20年度には秋の叙勲で旭日双光賞を受賞した。川崎市からも国際貢献特別賞を受賞している。
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4月19日