専修大学 教材の成果まとめ冊子に 「Wiiみたい」が小学生の好奇心
専修大学ネットワーク情報学部が小学生を対象とした体験型の理科教材の成果をまとめた冊子を作成した。同学部の上平崇仁准教授と栗芝正臣准教授が8日、多摩区役所を訪れ、門ノ沢俊明区長に冊子を手渡した。
教材づくりは多摩区3大学連携事業の一環。同学部2年次で学ぶコンテンツデザイン応用演習の取り組みとして06年から始まった。登戸小学校の協力を得てテーマを毎年変えて教材を制作している。
2010年度の教材テーマは「ながれる水のはたらき」。冊子はA5判全81ページにまとめた。児童の学習体験を通じて多摩川の水の流れを紹介している。
冊子の中では、ゲーム機「Wii」のようにマウスやキーボードに代わるセンサーを身体に取り付けてコンピュータを操作する「フィジカルコンピューティング」という技法を取り入れたことで、子どもたちが楽しみながら学ぶ様子を紹介している。そのほかにも模型とコンピュータを複合的に組み合わせた仕組みを使って、流れる水の働きを伝える方法を掲載した。
上平准教授と栗芝准教授は門ノ沢区長に「子どもたちの好奇心を強く刺激することができた」と報告。一方、「特殊なシステムのため、いつでもどこでも出来るとは言いがたい」と課題も伝えた。「学生にとっては自分で理解できることと小学生が理解できることの違いを考える機会になり、コンピュータを使うユーザーの反応がリアルにわかった」「今回の授業はイベント感が強く、同じことが一般的にできるかどうか難しい。各学校の先生が使える教材になればいい」と話していた。
同学部では冊子を多くの小学生に利用してほしいと、区役所を通じて130部を配布するという。
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4月19日