多摩区版 掲載号:2011年5月5日号
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被災者のペットの無料預かり支援を始めた市獣医師会の会長 馬場 国敏(くにとし)さん 中原区在住 62歳

獣と人間の生命の共存を

 ○…川崎市獣医師会の会長。「ペットの扱いで困っている被災者はたくさんいるのではないか」と市に避難してきている被災者のペットを無料で預かる取り組みを始めた。現在およそ20匹の犬や猫などを預かっているが今後も長期的な支援を目指す。「この取り組みがモデルケースになって全国に広がり、被災者とペットが安心して暮らせる環境が整えられれば」

 ○…川崎市獣医師会はおよそ60人が加盟。「人と動物たちが共存できる豊かで安全な社会実現」を目標に活動している。毎年100件を超える市内小学校での動物診療や9月に行われる動物愛護フェアーかわさき、狂犬病予防接種の啓発活動などを開く。「動物愛護の精神を通して地域社会に貢献したい」。真直ぐな姿に会員の信頼は厚い。

 ○…傷ついた野生動物の救護をし続けて30年以上。水鳥救護の国内第一人者としても知られ、91年の湾岸戦争では、油にまみれた水鳥を助けるため、環境庁が派遣するチームの団長として、サウジアラビアに飛んだ。「世界各国から集まった人たちが力を合わせて動物を助けている姿に感動した。全ての生命は共存しなければならないんだ」と痛感した。更に現在は「環境づくりは人づくりから」という考え方から、病院近くに野生動物ボランティアセンターを開く。「野生動物の声を代弁する役割の担い手になる野生動物リハビリテーターの育成は急務」とボランティアを募り、養成に力を注いでいる。

 ○…家族は4人。同じ道に進む長男がこの度、大学で博士号を取得した。喜びを抑え「獣の医者は獣に生かされているんだ。このことを絶対に忘れるな」と、あえて厳しいエールを送った。次の活動は東北に行き現地での支援を行うこと。「私達も全力で協力したい」と長期的支援の準備を進めている。数多くの動物を救ってきた先生は、「生涯現役」人とペットが共に生きる道を切り拓いていく。
 

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