和太鼓で被災地支援 未来太鼓道場のメンバーら
和太鼓教室を展開する「未来太鼓道場」(多摩区登戸ほか/小林政高代表)が先月23日、東日本大震災の被災地を支援しようと、よみうりランド内でチャリティイベントを開いた。
同道場は小林代表が率いるプロの和太鼓グループ「梵天」のメンバーらが指導する和太鼓教室。「祈りの太鼓〜100人の響き〜」と題して、梵天メンバーや練習生らが一堂に会した。
この日は野外ステージに豪雨が打ちつけるにもかかわらず、多くの観客が集まった。メンバーや練習生らが雨に打たれながらも大きな掛け声をかけ、和太鼓の迫力のある音色を園内に響かせた。
梵天メンバーで岩手県一関市出身の千葉亜由さん(28)は「世の中のみんなが自分ができることを探している。私は仲間とできることをやろうと思った。こんな天候の中でも多くの人に集まってもらい、みんなにも頑張ろうという思いがあることを感じた」と話していた。
「みんなが何かをしたいと思い、得意な太鼓で支援ができて達成感も感じた。これまでは雨の中でやることはなかったが、今回は雨でもやろうと初めから考えていた」と小林代表。
今回のチャリティイベントではよみうりランドの協力を得て、観覧する人を対象とした専用の前売り入場券を販売した。この売り上げ金と参加費を合わせた約60万円を「読売愛と光の事業団」や陸前高田市のボランティアグループを通じて被災地支援に充てるという。
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3月15日