神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
多摩区版 公開:2011年5月20日 エリアトップへ

花火大会、判断は6月上旬に 立ちはだかる障壁 対応に苦慮

公開:2011年5月20日

  • LINE
  • hatena
例年25万人が訪れる花火大会
例年25万人が訪れる花火大会

 夏の風物詩として市民に親しまれる「川崎市制記念多摩川花火大会」の開催の可否の判断が6月上旬にずれこむことになった。複数の主催者関係者によると、大会実施に当たっては、いくつかのハードルを乗り越えなければならないという。

 例年なら5月中旬には発表される同花火大会だが、今年に限り「現在、対応を検討している」にとどまっている。大会を主催する川崎市や一般社団法人川崎市観光協会の関係者によると、夏場の電力不足の解消に見通しが立たない点が障壁となっていると指摘する。「大会に合わせた交通機関の増便は未知数です。その上、万が一停電が実施されれば、警備人員が不足することも考えられます」という。

 横浜開港祭花火、東京湾大華火祭、あつぎ鮎まつりの花火大会をはじめ、各地で花火大会の開催が見送られている点も影響を及ぼしている。「実施に踏み切れば、大勢の人が多摩川花火大会の見物に訪れることになるでしょう。そうなった場合、例年以上に安全の確保に注意を払わねばなりません」。別の関係者からはそんな声も聞かれる。

 1929(昭和4)年から始まった川崎市制花火大会は、これまで太平洋戦争中や1968〜71(昭和43〜46)年、2003(平成15)年に中止になった例はある。

 しかし、取りやめが決定されれば市民のマインドが落ち、経済効果にも悪影響を及ぼすことは否めない。主催者も「例年通り実施できるならば行いたい」とし、こうしたハードルを乗り越える方策を現在、検討している。

 開催の可否について、川崎市では6月上旬に決定する方向。実施が決まった場合、準備の期間を要することから花火大会は8月から秋口にずれこむ可能性もあるという。
 

多摩区・麻生区版のトップニュース最新6

人身事故 前年比3割超増

麻生警察署

人身事故 前年比3割超増

県ワースト2位 高齢者多数

4月26日

多摩川に「モトスマリモ」

国内2例目

多摩川に「モトスマリモ」

河原の石から数年で発生

4月26日

ツチノコの謎 映画で迫る

麻生区在住今井監督

ツチノコの謎 映画で迫る

目撃談追い続け5月公開 

4月19日

仲間と歌いつなぐエール

能登半島地震復興ソング

仲間と歌いつなぐエール

市長や市議も「個人」で参加

4月19日

アート体験 視覚障害者に

岡本太郎美術館

アート体験 視覚障害者に

CFに初挑戦、資金募る

4月12日

ボトル販売、実現へ

かわさきそだちワイン特区

ボトル販売、実現へ

規制緩和 観光振興も期待

4月12日

【ナイスオン】【バンバン】

【ナイスオン】春のコースデビューキャンペーン~4月30日【ブラッサム・ポラリス】4月22日㈪新台入替

https://www.niceon-golf.jp/ http://www.prime777.co.jp/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

  • 3月29日0:00更新

多摩区・麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

多摩区・麻生区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook