毛布使って搬送訓練 消防署員が生田高で指導
県立生田高校(伴勝雄校長/全校生徒915人)で20日、多摩消防署が協力して避難訓練が開かれた。けが人を搬送する方法を消防署員から学んだ。
今回の避難訓練は川崎市の各消防署が取り組む「防災スクール」の一環。
訓練前に挨拶に立った石井敏幸署長は、東日本大震災で高校生が地元の子どもたちを誘導して津波から守った話を例に挙げ、「真剣に訓練を重ねていたから、躊躇なくできた。災害時には適切な対応が出来るように今日の体験を生かしてほしい」と訴えた。
訓練では全校生徒がけが人の搬送訓練に取り組んだ。消防署員の指導を聞いて、毛布で包んで一人でも搬送できる方法や毛布の両端を巻いて担架を作る方法を学んだ。中には独自の方法を考え、試している生徒もいた。
伴校長は「見聞きするだけでなく、実際にやってみないとわからない。毛布は単純な工夫だけど役立つ。こうした訓練をやってみてよかった」と話していた。
同署では、区内の高校生を対象に、将来の地域防災のリーダーを育成しようと、「防災クラブ員」を募集している。AED(自動体外式除細動器)の使用方法や防災機器の取り扱いを学び、市民救命士の資格を取得する。
同署では「東日本大震災の被災地では地震直後から地元の高校生が積極的なボランティア活動を行い、大きな役割を果たしました。防災に関する知識の習得に興味がある人は参加してください」と呼びかけている。
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4月19日