バス事故想定して訓練 多摩消防署
多摩消防署(石井敏幸署長)が先月24日、小田急バス(株)生田営業所で路線バスの事故を想定した訓練を行った。
市消防局の内部規定が9月末に変更され、多数の負傷者が出た事故などの場合、隣接する区の消防署に応援要請できるようになった。今回は隣接する麻生消防署の指揮情報隊も参加し、同営業所の職員を含め約70人が訓練に取り組んだ。
訓練は、市内を走行中の路線バスが乗用車と正面衝突して乗用車の運転手1人と乗客が多数負傷したという想定。119番通報や車内から救出・救助する訓練を行った。負傷者の重症度や緊急性によって治療の優先度を決めるトリアージの訓練もあった。
石井署長は「麻生署や小田急バスと連携することができて有意義な訓練になった。119番通報する際は状況を把握し、冷静に判断することが大切」と話した。
同営業所の吉田健司所長は「安心、安全、快適が私たちの使命。乗務員の勉強になった。今後もこうした訓練に参加していきたい」と話していた。
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3月29日