たま音楽祭、成功に終わる 観客1200人を魅了
区民の手で一から作り上げられた「第1回たま音楽祭」が3日、多摩区役所アトリウムと多摩市民館大ホールで開催された。アトリウム会場では公募で集まった5組が演奏し、専修大学の学生らがハンドベル演奏で同音楽祭の開催に華を添えた。
来場者数は延べ1200人。900人収容できる大ホールは満員となった。同音楽祭の加藤由美子実行委員長は「CDやユーチューブではない、生の音楽の良さを感じてほしい。今日は音楽を楽しんでいってください」と挨拶し、イベントがスタートした。
オープニングを飾ったのは専修大学のJAZZ研究会「MJAブルーコーラル」のメンバー。ステージ上でも笑顔を見せるなど始終楽しそうに演奏をしていた。
登戸小学校スクールバンドやフルート奏者でシンガーソングライターの松岡里果さんが出演し、会場は盛り上がりを見せた。
多摩区にゆかりのある音楽家がこの日のために結成した「たま音楽祭スペシャルユニット」がトリを務め「カッチーニのアヴェ・マリア」、ガイーヌより『剣の舞』などを演奏。ユニークなアンサンブルが奏でるハーモニーに、観客からは大きな拍手が贈られていた。
家族で訪れたという女性は「とても楽しく聞かせてもらった。どのグループも息を呑むほど美しい演奏でした」と絶賛していた。
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3月29日