市政報告 市の放射性物質対策 川崎市議会議員 自民党 ひろた健一
市では現在、保育園、幼稚園、学校のほか、水道、大気、食品、河川など様々なものを対象に放射線量の測定を行っています。
市内の浄水場では毎日採水し、測定結果を月曜から金曜まで公表しています。
大気中の放射線量に関しては川崎区の公害研究所と麻生測定局で1時間に1回測定しています。
先日、2回目の市内の保育園・幼稚園の測定結果が公表されました。この10月から11月にかけての測定では高い数値はありませんでしたが、雨どいの下などは平均して少し高い数値となっています。基本的には全市的に基準値以下の数値で落ち着いています。
市では局地的に高い線量が測定された場合、3段階の対策を実施しています。毎時1マイクロシーベルト以上の場合は速やかに飛散防止と立ち入り禁止処置をし、線源を除去します。毎時0・38マイクロシーベルトを超えた場合も線源除去を実施します。また、毎時0・19マイクロシーベルトを超えた場合は天地返しや埋め戻し、洗浄といった方法を使って現地で放射線の低減化処置をします。
除去した物質については当面は浮島1期埋立地内で保管されます。とはいえ、来年2月以降には保管容量の超過が予測されます。そこで1期埋立地に新たな保管所を設けます。これにより来年7月までの保管が可能です。
最終的に放射性物質をどのように処理するのかは決まっていませんが、取り急ぎ、市民から放射性物質を遠ざけるための処置をとっている段階です。
市では今後も観測を継続し、情報提供に努める方針です。市政に携わる者として、しっかり監視していきます。
ひろた健一
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4月19日