自分たちで「文化財守れ」 民家園で消防訓練
地震や火災などから貴重な文化財を守るための防火防災体制の充実強化を図ろうと、多摩消防署(石井敏幸署長)は先月26日、「第58回文化財防火デー」に伴う消防訓練を日本民家園で行った。「文化財保護デー」とは1949年の1月26日に法隆寺金堂壁画が火災により消失したことを契機に定められたもの。
同園では1990年7月に旧太田家の屋根が焼けるという火災が発生した。昨年12月29日にも不審火によるボヤが発生する騒ぎが起きた。
訓練は日本民家園内の旧作田家から出火した想定で行われた。同園の職員が現場を確認後、119番通報。消防隊と消防団が到着するまでの間、ドレンチャー(自衛噴霧装置)の操作を行った。その後到着した消防隊と消防団が放水し、鎮火を確認した。
訓練を見学していた人からは「貴重な文化財を守るために消防訓練はやっぱり大事だと思う」などという声が聞かれた。
石井署長は「地域一体となり、文化財を守るため協力することが大事だと感じた。歴史ある建造物が焼失してしまうこともある。大地震なども考慮した訓練をこれからも続けたい」と講評を述べた。
同園の木下あけみ園長は「とても緊迫感がある訓練だった。火事のときが予想できた。文化財保護という意識をこれからも持っていきたい」と話していた。
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4月19日