生田浄水場 跡地に広場計画 川崎市が方針を発表
川崎市は13日、2015年で廃止となる生田浄水場の跡地利用に関する基本方針(案)を発表した。浄水場には親水広場やスポーツ広場を整備し、隣接する配水池上部には太陽光発電システムを設置する方針を打ち出した。
計画の対象となるのは、生田1丁目の浄水場の一部約4万7500平方mと生田5丁目の配水池上部1万8500平方m。工業用水道事業の施設は残す。
浄水場用地には親水広場・開放広場とスポーツ広場、災害時の一時避難場所を整備する。2017年度以降に着工する計画。配水池上部は太陽光発電システムを設置し、周辺の緑地を回遊する散策ルートを整備する検討もある。16年度に着工するとしている。
生田浄水場の廃止計画は、川崎市が06年に発表した水道事業の再構築計画で方針を打ち出した。水需要の減少に伴い、市全体の給水能力を縮小させるのが目的で、長沢浄水場に機能を集約させる計画。
一方、生田浄水場の水源は周辺の地下水をさく井から取水しているため、市民団体が「近くのきれいな水源をなくして、遠くの水にしか頼れない都市でいいのか」と市議会に廃止の見直しを求める請願を提出した経緯がある。
市は今回の基本方針について「地方公営企業としての収益性の確保を前提とした上で、当該用地が市民共通の貴重な資源・財産であり、行政需要等を踏まえ、地域のまちづくりの視点から取り組む」としている。
川崎市では市民からの意見を受け付けるパブリックコメントを3月21日まで実施する。基本方針(案)は市のホームページや各区役所の市政資料コーナーで閲覧できる。
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