聴覚障害への理解を深めてもらおうと、多摩区社会福祉協議会が20日、セミナー「聴覚障害について知ろう!」を登戸のJAセレサ川崎稲田支店で開いた。手話を用いた寸劇や懇談会があり、約50人が集まった。
多摩区内で活動する手話サークルやまびこのメンバーらが講師や寸劇の出演者として参加した。寸劇では耳が聞こえないために誤解が生じるケースを紹介。自転車が後ろから近づいても気がつきにくいことや、声をかけられても気づかないケースなど事例を挙げて伝えた。
同サークルのメンバーらは「外見からでは聴覚障害であることを見分けるのは難しい。『もしかしたら聞こえないかも』と思って接してもらえれば」と訴えた。メンバーのひとりは「東日本大震災が発生したときも放送が聞こえず、何が起こったのかわからず不安だった。家に帰ってから状況がわかった」と話した。
後半はグループに分かれ、聴覚障害の人と懇談会が行われた。日常の過ごし方に関する質問があり、失敗談をユーモアを交えて紹介する場面もあった。参加者は理解を深めながら、交流を楽しんでいた。
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