神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
多摩区版 公開:2012年3月9日 エリアトップへ

市民団体の代表で、区内で障害者とのバリアフリーなダンスに取り組む 紙屋 未央さん 枡形在住 40歳

公開:2012年3月9日

  • LINE
  • hatena

障害者との垣根なくしたい

 ○…健常者と障害者が1ヵ月に1度集まり、バリアフリーなダンスを楽しむ市民団体「ダンス・デ・コミュニケーションたまたまなかま」の活動を始めて11年。市民館の事業として開始したが、「市内でも珍しい活動だったみたいで他の区からも参加者が大勢来た。需要の高まりを感じ、独立して継続する決意をした」。現在は1年間に知的障害者と身体障害者150人が参加するほどに活動の規模が膨らんだ。

 ○…初めて障害者と接したときは悩みが尽きなかった。「何かしてあげたい気持ちもあったが、どう接していいか分からなかった。触ったら痛いんじゃないかとか、冗談を言っていいのかとか」。バリアフリーなダンスの活動を通じて接していくうちにぐんぐん距離が縮まっていった。「いらない遠慮も重すぎる心配も彼らは必要としていないんですよね。本当にみんな普通なんですよ」

 ○…「障害者も健常者も同じスタンスに立つ」のがモットー。「障害者だから、という理由で写真を避ける理由は何もない。障害の中で、体を動かし表現する美しさを見てもらいたい」という思いからインターネットでありのままを公開する。「むしろ写りたがる人が多いかも」。参加者は30代から40代が中心。高校を卒業して作業所などで仕事をするようになると、ひきこもりになりがちになるケースもあるという。「社交の場として活用してほしい。ダンスを通して社会に溶け込んでいってほしい」と願う。

 ○…普段は保育園の職員として、子どもたちの成長を見守る。「泣くのを我慢したりして子どもが自力で伸びていく場面を見られるのが嬉しいですね」とにっこり。子どもたちに『先生をお嫁さんにしてあげる』と言われるのには「照れます」と一言。「集団の中で成長していくのは子どもも障害者も一緒。子どもたちが障害者と遊ぶのが当たり前になるような土台を作りたい」と意欲を燃やす。
 

多摩区・麻生区版の人物風土記最新6

平本 一雄さん

麻生区のまちづくりを書籍でまとめ、東京都市大学名誉教授を務める

平本 一雄さん

麻生区金程在住 79歳

4月26日

菅 健司(すが けんじ)さん

第43代多摩警察署署長に3月19日付で就任した

菅 健司(すが けんじ)さん

多摩区在住 58歳

4月19日

佐藤 直樹さん

24代目の多摩区長に4月1日付で就任した

佐藤 直樹さん

宮前区在住 57歳

4月12日

粂田 真理さん

3月から百合丘で「朝ごはん食堂プロジェクト」を始動させた

粂田 真理さん

麻生区片平在住 66歳

4月5日

駒橋 弘雄さん

川崎市多摩スポーツセンターの館長に着任した

駒橋 弘雄さん

菅北浦在勤 47歳

3月29日

本田 志帆さん

全日本学生フルコンタクト空手道選手権に優勝した

本田 志帆さん

幸区在住 20歳

3月22日

【ナイスオン】【バンバン】

【ナイスオン】春のコースデビューキャンペーン~4月30日【ブラッサム・ポラリス】4月22日㈪新台入替

https://www.niceon-golf.jp/ http://www.prime777.co.jp/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

  • 3月29日0:00更新

多摩区・麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

多摩区・麻生区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook