市民団体の代表で、区内で障害者とのバリアフリーなダンスに取り組む 紙屋 未央さん 枡形在住 40歳
障害者との垣根なくしたい
○…健常者と障害者が1ヵ月に1度集まり、バリアフリーなダンスを楽しむ市民団体「ダンス・デ・コミュニケーションたまたまなかま」の活動を始めて11年。市民館の事業として開始したが、「市内でも珍しい活動だったみたいで他の区からも参加者が大勢来た。需要の高まりを感じ、独立して継続する決意をした」。現在は1年間に知的障害者と身体障害者150人が参加するほどに活動の規模が膨らんだ。
○…初めて障害者と接したときは悩みが尽きなかった。「何かしてあげたい気持ちもあったが、どう接していいか分からなかった。触ったら痛いんじゃないかとか、冗談を言っていいのかとか」。バリアフリーなダンスの活動を通じて接していくうちにぐんぐん距離が縮まっていった。「いらない遠慮も重すぎる心配も彼らは必要としていないんですよね。本当にみんな普通なんですよ」
○…「障害者も健常者も同じスタンスに立つ」のがモットー。「障害者だから、という理由で写真を避ける理由は何もない。障害の中で、体を動かし表現する美しさを見てもらいたい」という思いからインターネットでありのままを公開する。「むしろ写りたがる人が多いかも」。参加者は30代から40代が中心。高校を卒業して作業所などで仕事をするようになると、ひきこもりになりがちになるケースもあるという。「社交の場として活用してほしい。ダンスを通して社会に溶け込んでいってほしい」と願う。
○…普段は保育園の職員として、子どもたちの成長を見守る。「泣くのを我慢したりして子どもが自力で伸びていく場面を見られるのが嬉しいですね」とにっこり。子どもたちに『先生をお嫁さんにしてあげる』と言われるのには「照れます」と一言。「集団の中で成長していくのは子どもも障害者も一緒。子どもたちが障害者と遊ぶのが当たり前になるような土台を作りたい」と意欲を燃やす。
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4月19日