多摩区版 掲載号:2012年3月30日号
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フリーライターとして自傷行為や自殺問題に取り組む 大月 智博さん 生田在住 36歳

今こそ、若者に居場所を

 ○…社会問題となっている若者の自傷行為や自殺。その分野の先駆けとして99年に「ロブ@大月」の名前でライターとしてデビューした。翌年には初の著書「リストカットシンドローム」を執筆し、社会に問題を投げかけた。これまでに執筆した本は共著をあわせて6冊。若者や子ども自殺や事件があると、新聞やテレビの取材で心理分析のコメントが度々掲載される。

 ○…「自傷行為の原因は複数。絡み合った原因を一つひとつ紐解いていくことが大切。親は大本の原因を突き詰めようとする。それが問題」と訴える。親や友人など対人関係ばかりが原因ではないという。「格差が広がり、社会や国を恨む気持ちも根底にある」。講演活動にも取り組み、若者を取り巻く社会環境の問題も訴える。「若者には話を聞いてもらえる場、孤独感を紛らわしてくれる居場所を作ることが大切」

 ○…ライターになったのは妻の自傷行為がきっかけ。大学在学中に付き合っていた時だった。「当時は自傷行為に関する書籍や情報がないし、精神科医もまったく理解を示してくれなかった。ならば自分で調べるしかなかった」。ちょうどインターネットが普及し始めた時代。掲示板を立ち上げ、情報を集めた。そこで出会ったライターに勧められた雑誌の連載が執筆活動の起点となった。

 ○…「自傷行為が一般化してしまった。広めた一因として批判される場合もあるが、甘んじて受けなければならない」。全国的な注目を集め、精神的に疲労を感じた時期もあった。今は社会福祉士の資格取得をめざしている。「困っている子どもがいたら、手を差しのべ、耳を傾けなければいけない。そんな社会にしたい」。これからは地元に目を向け、自分に出来る範囲の活動を展開するつもりだ。「この活動が自分のライフワーク」だから。
 

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