菅高校 大学生が受験勉強を指南 意識に変化、進学率アップ
現役大学生が高校の授業で大学受験に必要な考える力を指南――。こんな一風変わった取り組みが県立菅高校で行われている。スタートしてから3年目を迎え、徐々に成果も挙がってきた。「生徒の意識に変化が出てきた」と教職員も手応えを感じているようだ。
この取り組みは「SP」(すげパワー)と題し、大学受験をめざす特進クラスを対象に通常授業とは違う独自のカリキュラムで実施している。「学力の面で成果をあげたい」「生徒に本当に必要な力をつける授業をしたい」という教職員らが中心となって企画した。進学塾にかかる家庭の経済的負担の軽減も目的のひとつという。
この授業のサポート役として教壇に立つのは、教職免許の取得をめざす大学生。授業は大学生を中心に高校生同士が向き合うのが基本。話し合いながら、解答を導くための「思考力」をつけるのが狙いという。
今月23日に1年生の英語の授業をサポートした明治大学農学部3年の塩屋薫さんは「答えを与えずにヒントだけを教える。高校生たちが自分で考えて理解する力をつけることが必要」と話す。
SPが始まってから特進クラスの進学率は上昇し、中には有名私立大学に現役で合格する生徒も出てきたという。
SP担当の水野勝美教諭は「受験に必要なのはその場で考える力。年齢が近い大学生たちが気軽にヒントを出してくれることでいい刺激になっている。すぐに変化があるわけではないが、生徒の意識にも変化がでているのだと思う」と話している。
SPのサポートができる大学生も募集しているという。問合せは菅高校(【電話】044・944・4141)まで。
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4月19日