かわさき宙(そら)と緑の科学館で12日、今月21日の金環日食を楽しむための講演会が開かれ、専門家が正しい観察法を指導した。
講演会は『5月21日朝、川崎市民がみんなで金環日食を楽しむために』と題して国立天文台天文情報センター普及室長の縣(あがた)秀彦さんが講師を務めた。縣さんは「8300万人の人が金環日食の見られる地域に住んでいる。多くの人と奇跡的な瞬間を共有することができる。きっとすごく感動するはず。楽しみにしてほしい」と観察を呼びかけた。
ただ、観察する際の危険性も指摘した。「一瞬であっても太陽を直接見ることは危険。過去にも日食を観察して目に障害の残った事例が報告されている」とした上で観察用の遮光板を必ず使用することを訴えた。「ほとんどのものは問題ないが、市販されているものの中には基準を満たしていないものもある。簡単な見分け方として太陽を見てまぶしかったら注意してほしい」とした。遮光板を使っていても望遠鏡を併用することは危険という。
早朝で太陽の位置が低く、開けた場所でないと見えにくいため、「ついつい道路の真ん中に出て観察しないように」とも呼びかけた。運転中のドライバーが日食に気を取られる危険性も指摘した。
日食開始は科学館付近で6時18分56秒(金環日食は7時31分50秒〜)、市役所付近では同49秒(金環日食は同47秒〜)と予想されている。太陽はほぼ真東から昇り、天気が良ければ5分弱の間、光のリングが楽しめるという。
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