セシウム含む焼却灰 仮置き場満杯、拡張へ 市内で1日50トン発生
川崎市環境局は先月25日、放射性物質が検出されたごみ焼却灰や下水汚泥焼却灰などの対策について、浮島にある一時保管場所を拡張する方針を発表した。焼却灰は市内で1日50トンのペースで増え続けているという。
川崎市が保管しているのは、ごみ焼却で発生した飛灰(集じん器で捕集した排ガスに含まれているダスト)と下水汚泥の焼却灰。浮島第I期埋立地内の第1保管場所と第2保管場所の先行部分に置き場を設け、コンテナに収容している。これまでに保管している量は約9000トンという。
現在でも、飛灰と汚泥焼却灰から放射性セシウムが検出され、1日50トンのペースで保管の対象となる焼却灰が排出されている。市は9月中旬以降に保管場所の容量が超過すると見込んだため、拡張整備を決めた。
新たに保管場所を設置するのは第2保管場所内の残地。これまでと同様にコンテナに収容し、定期的に空間線量をモニタリングするとしている。7月から整備に着手し、9月以降に保管を開始する計画。ただ、保管できるのは満杯になる来年3月末までという。
市がホームページなどで公表している測定結果によると、今年4月16日に市内4つのごみ処理施設で採取した飛灰からは1kgあたり480〜830ベクレルの放射性セシウムが検出された。5月14日に採取された下水汚泥焼却灰からは1kgあたり2299ベクレルの放射性セシウムが検出され、このレベルで推移しているという。いずれも国の焼却灰の埋立基準値8000ベクレルを下回る。
同局放射線安全推進室は「保管場所を将来に渡って確保することは出来ない。安心・安全を図るため、今後の対策を検討している」としている。
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4月19日