「1000曲歌う会」の代表として菅地区で歌声を楽しむ活動を続けている 佐保田 光弘さん 菅馬場在住 76歳
演奏を披露するのが原動力
○…「会の名前は1000曲歌う会だが、すでに3000曲以上歌っている」。毎月第3木曜日の夜に菅の飲食店を借り切って童謡、フォークソング、歌謡曲を合唱している。01年に会を発足させ、先月に開いた会で130回を数えた。カラオケではなく、伴奏はメンバーによるギターやハーモニカの生演奏だ。会員は40人。会員に登録さえすれば、自分の都合に合わせて参加すればいい。そんな気軽さもうけているようだ。
○…原点は、昭和30年代にブームとなった客が合唱を楽しむ歌声喫茶。カラオケがなかった当時、居酒屋に行くより安いこともあって若者には人気があった。「当時はコーヒー一杯で2、3時間は粘った」と懐かしむ。そんな若かりし頃の思い出を辿って会を企画したところ、想定していた以上の反響に驚いた。「みんな懐かしがる。知らなかった歌でも歌えるようになっていくのも魅力」。自身はハーモニカを演奏し、合唱をリードする。
○…8歳の頃、父親の持っていたハーモニカで練習を重ね、小学生で色々な曲を吹けるようになった。ただ、「独学だから本来の吹き方とは上下逆さま」と目を細める。会社員時代には宴席があるたびに披露した。ただ、今は「演奏を聞いてもらえる機会は少ない。会の活動も自分の演奏を聞いてほしいという思いが原動力」。合唱に合わせるときは、主旋律を吹くことで、知らない歌でも合唱しやすいように工夫している。
○…会の活動以外にも忙しい。老人会のバス旅行の幹事や老人ホームへの慰問、ペタンク大会の委員長などを務め、自らをイベント屋と称する。今年最大のイベントと位置づけているのが7月1日に行われる「町おこし菅の町コンサート」。楽器演奏を主体としたイベントで、「菅には音楽家が多い。音楽のまちとしてアピールしていきたい」と意欲的だ。「76歳になっても、まだまだやりたいことはたくさんある」
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4月19日