サークル「山びこ」 手話を地道に拡大 活動はじめて約30年
区内で長年、市民に手話を伝えているのが、手話サークル「山びこ」。毎週開いている勉強会には毎回40人もの参加者が集まる。聴覚障害者への理解を訴えながら、地元に手話の裾野を広げようと地道に活動を続けている。
山びこが設立されたのは1983年。来年で30周年を迎える。主な活動は聴覚障害者との相互理解の手段として手話を学んでいる。勉強会だけでなく、イベントに参加したり支援したりとボランティア活動に取り組んでいる。
「身近に聴覚障害の人がいるケースもあるが、パート先で聴覚障害のお客さんが来るからという理由で勉強する人もいる」
そう話すのは、今年4月から会長を務める小宅(おやけ)順子さん(50)。「山びこ」では毎年、代表者を交代して運営している。小宅さん自身は長男に先天的な聴覚障害があったため、手話を始めたという。
会員の中にはほとんど聞こえない人から耳が遠いレベルの人までいる。学習会では、参加者がグループに分かれて手話を学びながら、聴覚障害者と交流を深めている。中には、「その地域だけで使われる手話やろう学校の中だけで通じるものもある」という。
初心者講習会では、聴覚障害者が抱える悩みを知ってもらうことも目的。「後ろから近づいてくる自転車のベルの音に気づかずに怒鳴りつけられることもある。一見するだけでは障害の有無が分からないから、注意してほしい」と小宅さんは訴える。
山びこでは、多くの人に手話を覚えてほしいと願って活動を続けている。「聴覚障害者にどんなことであれ情報を伝えていきたい」と小宅さん。
学習会は毎週火曜の午前10時から、登戸の福祉パルたまで開催している。山びこに関する問合せは多摩区社会福祉協議会(【電話】044・935・5500)。
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4月19日