取り壊し校舎で本格的に 市の消防救助訓練
川崎市消防局は3日、明治大学生田キャンパスで取り壊しが予定されている校舎を使った建物破壊と人命救助の訓練を行った。周囲に民家がないという条件も揃い、本番さながらの貴重な訓練の機会となった。
この日、訓練を行ったのは、海外で大規模な災害があった場合に派遣される川崎市国際消防救助隊。訓練は4階建ての1階部分が倒壊し、要救助者が何人いるか分からないという想定。隊員は特殊な器具を使って厚い鉄筋コンクリートの壁に穴を開け、要救援者を救出した。
統括責任者の山本久夫消防司令は「実際の建物を破壊することで手ごたえや負荷を感じ取れたはず。現場では色々な状態がありえるので(今日のような)暑さも経験のうち。なかなかできる経験ではないので、隊に戻ったらこの経験を他の隊員にも伝えてほしい」と話した。
2日から7日にかけて同キャンパス内では大規模な訓練や消防団操法大会などがあった。
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3月29日