生田の春秋苑(信行寺)で25日、夏の風物詩「還燈会(かんとうえ)」が開かれた。約1万人もの来場者が花火やライブを楽しみ、亡き人への想いを馳せた。
境内を幻想的な雰囲気に包み込んだのが、亡き人を偲んで名前や感謝の気持ちを込めた献灯と呼ばれる明かり。約3千の明かりが揺らめき、境内を埋め尽くした人々を照らしていた。
雅楽が響く厳かな法要があった一方、歓声に包まれた宇崎竜童さんのライブも行われた。東北復興支援として物産展や気仙沼の和太鼓グループの演奏もあった。最後には花火が打ち上げられ、生田の夜空を彩った。
春秋苑の担当者は「最近は還燈会という正式な名称で呼んでもらえることが多くなった。地元にも根付いたイベントになったと実感している」と話していた。
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