「市民劇をもっと身近に」 川崎市アートセンター
川崎市アートセンター(麻生区万福寺6の7の1/皆川敏明館長)が公募した市民による舞台公演「しんゆりシアター」を今年度から開始した。地域色を強めた公演をすることで施設と舞台をより身近に感じてもらいたい考えだ。
「しんゆりシアター」は、オーディションで選ばれた市民が役を演じ、プロの演出家や同館のスタッフがサポートを行う舞台。
これまで同館では、プロの劇団を東京などから招致して公演を行ってきた。都内からの集客には功を奏したものの、より地域に根差した施設を目指す同館では、市内からの集客も促したいと、市民劇団による舞台を企画した。
小劇場のディレクターを務める酒井誠さんによると、「しんゆりシアター」は、地域で活動する演劇表現者と公共ホールの職員が一体となって舞台を作る欧米の「地域劇場」にヒントを得たという。「日本では舞台の発信地は東京に集中しているが、欧米諸国では地域ごとに根差した劇団があり、独自の舞台を発信している。川崎から世界に舞台の魅力を発信できるようにしていきたい」と話す。
今年4月には第1弾「ロスト・フォレスト」の公演を行ったほか、先月31日には第2弾となるヤングミュージカル「青い鳥」が幕を切り、オーディションで選抜された10〜68歳の市民34人が舞台に臨んだ。
同劇でネコ役を演じた寺西美樹さん(22)は「幅広い世代の方が集まり、様々な感性が混ざり合って一つの舞台になった。子どもたちの面倒をみたり、年配者に教えられたり。そこが市民劇団の魅力だと思う」と話した。
来年3月には第4弾となる『劇団わがまち』によるミュージカル「しんゆり・わが町」の試演会を予定しており、今月から準備を開始している。単発の企画ではなく、長期的に活躍する人材の育成を視野に入れるという。
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4月19日