音楽を通じて地域の交流を図ろうと、「第1回長沢音楽祭ながさわにこにこハーモニー」が12月24日に生田高校の体育館で行われる。長沢周辺の小学校から高校まで6校が出揃い、地元の商店会や自治会が後押しするという。
主催するのは商店会と自治会の有志で構成する「長沢まちづくり協議会」(末吉一夫会長)。長沢地区には南生田小学校、長沢小学校、南生田中学校、長沢中学校のほか、生田高校と百合丘高校の2校も立地する。同協議会は、こうした学校が集積しているという特色を生かしたまちづくりに取り組んでいる。音楽祭の開催は、各校の教師や専修大学徳田ゼミの学生らに協議会のメンバーも交えて1年がかりで企画を練ってきた。
音楽祭でめざすのは手づくりの地域交流。各校の吹奏楽部や合唱部、ダンス部がステージを盛り上げ、地域の人たちが裏方で支援する。生田高校の放送特別委員会の生徒が司会を務め、生田高校と百合丘高校の生徒が会場の設営を手がける。生田高校写真部が記録撮影を担当し、地域の人が受付を行うという。
音楽祭の宣伝も手づくりだ。音楽祭を告知するためのポスターは6校から提出され、小学生から高校生までのオリジナリティあふれる作品約50枚が集まった。すべての作品を音楽祭に協力している店舗に掲出し、商店街をギャラリーのようにして買い物客に楽しんでもらうことも狙いの一つという。
末吉会長は「防災など学校と地域の連携が大切な場面は多い。同じ地域にいる小学生、中学生、高校生、大学生、そして地域が交流することにより、これまで以上に連携を深めれば地域生活が豊かになるはず。商店街を通って学校に通う生徒たちにも親近感を持ってもらえる」と話している。
開場は午後0時30分。開演午後1時。クリスマスソングを中心とした3部構成。1部は吹奏楽による演奏、2部はダンスと長沢地区で行っているイルミネーションコンテスト表彰式、3部は合唱。フィナーレは全体で合唱する。入場無料。持ち物は下足袋と防寒着。椅子は800席を用意するとしている。問い合わせは同協議会事務局のASA南生田(【電話】044・976・0540)へ。
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