市消防局 救急車の出場 過去最多 08年から4年連続で増加
川崎市消防局は、2012年の救急車出場件数が6万2661件に上り、統計を取り始めた1950年以降で最多を記録したと発表した。その主な要因は高齢化。また一方で、救急車の適正な利用を呼びかけている。
2012年の川崎市の救急車出場件数は6万2661件で、11年より1498件上回った。1日平均だと171・2件で、約8分25秒に1件の割合で出場していることとなる。08年以降、4年連続の増加となった。
また搬送人員においても、最も多かった05年の5万4162人より1936人多い5万6098人となり、同じく過去最多を記録した。
主な要因として、市消防局では「高齢化が進み救急車利用割合が高まっていることが大きい。全国的な傾向でもあり今後も増えるのでは」と分析する。実際、65歳以上の高齢者の搬送人員は前年より1331人増の2万6879人で、全体の47・9%を占めている。
一方で、軽症者の救急要請も多い。12年の搬送人員のうち入院を必要としない「軽症者」は3万2427人で、全体の57・8%だった。現在川崎市の救急車は26台あるが、救急要請が重なった場合などは現場から離れた消防署から出場することになり到着が遅れることもあるという。市消防局では「明らかに緊急性が高いと判断した場合は迷わず救急車を呼んでほしい」と話すが、中にはパニックになって軽症でも119番してしまうケースも少なくないといい、「市民の冷静な判断を」と呼びかけている。
また川崎市では、緊急性が低いケースに対応するために、24時間体制で医療機関を案内したり、交通手段がない場合にサポート救急としてタクシーや民間救急車を手配する「川崎市救急医療情報センター(【電話】044・222・1919)」を設置している。サポート救急に登録している事業者は、タクシー・民間救急車あわせ市内で30社(1月15日現在)あり、病院まで搬送するための救急講習を受けている。市消防局では「状況に応じて、こうした制度も活用してほしい」と呼びかけている。
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4月19日