多摩防火協会(川崎善太郎会長)が先月27日、防災講演会を多摩市民館のホールで開いた。専門家の講演があり、参加者や関係者ら約800人が熱心に耳を傾けた。
講演会には明治大学大学院政治経済学研究科危機管理センターの中林一樹特任教授が登壇し、「首都直下地震に備える〜自助なくして共助なし〜」をテーマに話した。新潟県中越地震を事例に挙げ、「地震による直接の被害以上に、震災に関連して寿命を縮めてしまった震災関連死が多い。高齢者ほど今ある生活スタイルが失われるとストレスが多くなる」と指摘。また、大地震では多摩区内でも2時間で10件の火災が発生する恐れがあるとして「消防車だけで十分な消火はできない。道路状況もどうなるかわからない。初期消火できる態勢を」とも訴えた。
小学生が描いた防災ポスターの表彰式や川崎市消防音楽隊によるドリル演奏、住宅用消火器と住宅用火災警報器が当たる抽選会もあり、参加者らは楽しみながら防災意識を高めた。
川崎会長は「電気や水道が止まれば家自体が無事でも住めなくなる恐れがある。各家庭での自主防災が大切」と話していた。
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