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多摩区版 公開:2013年4月19日 エリアトップへ

川崎市 生活保護 脱却事例を本に 1500部配布

社会

公開:2013年4月19日

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区役所で配布中の「支えられて生きる 支えて生きる」
区役所で配布中の「支えられて生きる 支えて生きる」

 川崎市健康福祉局がこのほど、生活保護から脱却した人の成功体験をまとめた本「支えられて生きる 支えて生きる」を作成し、配布を始めた。同局では「生活保護受給者が新たな一歩を踏み出すためのきっかけにしてほしい」と呼びかける。

 本はA5判で全121ページ。生活保護を巡る現場関係者の声や実態を正確に伝えたいとまとめた。

 冒頭では、不正受給やパチンコなどのギャンブルにつぎ込むケースなど受給者に対するバッシングが社会問題となる一方で、就労支援を受けていても生活保護を受給せざるを得ないケースが多い実態を訴えている。

 体験談では30代から60代までの5人のケースを詳細な事例や生い立ちを交えて紹介している。

 例えば、聴覚に障害がある30代の女性のケースでは、祖母の介護をきっかけに仕事を辞めて経済的に苦しい生活が始まったという。生活保護を受給したのは05年から7年間。就労意欲も薄れ、求人の採用にも落ちたところ、就労支援員の紹介でパソコン講座に通い始めたという。この女性は事務職で採用され、入社と同時に生活保護から脱したという。「障害があっても、自分1人で生きていける…そんな生活がしたい」「外に出て、人と会い、話しをすると、自分の視野が広がってやる気が出てくる」などとこの女性の思いが綴られている。

 また、ケースワーカーや相談員らの座談会も掲載している。若者の受給者が増えている実態や多人数世帯が自立することの困難さを指摘。制度上の問題点や課題も指摘している。

 同局の担当者は「生活保護は一時的に利用することで元の生活に戻ることができる効果がある。誰もが使える制度として生活の立て直しを支援することが役割。対象者の自立を粘り強く支援していきたい」と話している。

 冊子は各区役所で配布。市内で1500部。市のホームページでも閲覧できる。問い合わせは、同局生活保護・自立支援室(【電話】044・200・3496)へ。

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