宿河原町会の女性でつくる婦人消防ポンプ隊が、10月に横浜市内で行われる「第21回全国女性消防操法大会」に県代表として初めて参加する。結成してから30年を迎え、晴れ舞台に向けて訓練に熱が入っている。
大会は2年に1回開かれ、全国から47の女性の消防組織が参加する。5人1組でポンプからホースをつなげて放水し、消火までの正確さやタイムを競う。
「宿河原町会婦人消防ポンプ隊」は宿河原町会に所属し、今年で結成30周年を迎える。火災で出動した実績はないが、放水に必要なポンプを備えている。こうした女性の消防組織は市内に7団体あるが、区内では唯一という。メンバー10人のうち、平均年齢52歳の5人が大会に臨む。
「大声を出したり走ったりと普段はやらないことばかり。緊張しているが、みんなやる気になっている。やるからにはいい成績を取りたい」と意気込む隊長の花塚早百合さん。
現在は週に1度、多摩消防署宿河原出張所の職員の指導を受けて訓練をしている。6月中旬からは市消防総合訓練場で本格的な訓練を行うという。
宿河原町会の三竹隆雄会長は「大規模災害の場合、消防署も消防団も手が回らなくなる恐れがある。消防にあたる人が帰宅難民になることも考えられる。地元にいることの多い主婦だからこそ、いざというときには心強い」と話す。
大会は10月17日に横浜市の消防訓練センター(戸塚区)で開かれる。
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