稲田町会連合会の会長に就任した 三竹 隆雄さん 宿河原在住 65歳
人に支えられてこそ町会
○…先月17日に開かれた稲田町会連合会の総会で新会長に選ばれた。多摩区内には町内会・自治会の組織として生田地区町会連合会もあり、稲田町会連合会は宿河原や菅、中野島、登戸、堰・長尾地区の27団体で構成される。宿河原町会の会長職に加えて、この大組織のまとめ役に就いた。「大変名誉なことだが、その責任の重大さを感じている。宿河原町会での経験を生かしていきたい」
○…地元の宿河原町会の活動でいつも掲げているのは「地域住民の交流を深めて、防災防犯力を高めること」。東日本大震災をきっかけに災害時の生活用水確保のため井戸を掘ったり、犯罪抑止のための防犯カメラの設置など、様々な提案をし実行してきた。その姿勢は稲田町会連合会の会長になっても変えないつもりだ。「今まで得た知識・見識を生かして皆さんに様々な提案をし、それを実行していきたい」
○…宿河原生まれの宿河原育ち。「いたずらっ子」だったと振り返り、町会で副会長をしていた厳しい父によく叱られていたという。「学校で怒られて帰るとお前が悪いんだから当然だとよく言われた」と懐かしみ、頬をゆるめる。青春時代は地域活動に興味はなく、A級ライセンスを取得するほど趣味の車に熱中していた。地元の消防団に入団したのをきっかけに地元に目を向けるようになった。消火活動や夏祭りなどの行事参加を通して「地域での人とのつながりが大切だと実感した」
○…現在は母と妻と次男の4人暮らし。時代劇の『水戸黄門』が好きで「黄門様一人だけでは事件を解決できない。助さんと格さんや周りの力があってこそ。町会活動も一緒」。今後も各役員と力を合わせて「住んでみたいまちづくり」をめざす。「昔からいる人と新しく来た人の意見が違うのは当たり前。でも、防災や教育では、まちがめざす方向は一緒だと思う」。三竹流のまちづくりが始まる。
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4月5日