多摩防火協会会長を務め、安全功労者として総務大臣表彰を受けた 川崎 善太郎さん 菅馬場在住 79歳
アイデアと実行力で舵取り
○…14年前に多摩防火協会の会長に就任し、3年前からは川崎市防火協会連合会の会長も務める。これまでに菅町会会長や多摩区町会連合会会長の要職を歴任し、町内会・自治会活動にも尽力してきた。今回の表彰は、地域住民の防火・防災意識の高揚に努め、様々な事業を展開しながら、関係機関との調整に率先して取り組んできた実績と姿勢が評価された。多摩区内の住宅用火災報知機の設置率が高いのも成果の一つだ。「町内会・自治会が働きかけてくれた。だから今回の賞はみなさんのおかげ」
○…菅町会会長だった時、阪神淡路大震災が発生した。防災対策として取り組んだのが学校や市営住宅の井戸づくり。「避難所で受け入れられる人数には限りがある。井戸があれば避難所に来なくても済む人が増える」。ほかにも農地内の空き地をトイレとして利用できるように地元農家に交渉し、トイレ作りでは職人の組合にもかけ合った。アイデアと実行力で様々な対策を打ち出してきた。
○…もともとは呉服店の経営者。「相手にする呉服問屋は商売上手だった」と振り返る。そこで交渉の技術が身についた。「欲しい生地があっても、立ち寄っただけというフリをしてみる。商品を手にとってもすぐに買うとは言わない」。そんなかけ引きを繰り返してきたという。そんな交渉の技術と人間の心理を読む力が、この要職の舵取りにも生かされている。
○…今後は非常食を通じて防災意識を高めようと考えている。「食べたくなるような非常食を作りたい。そうすれば非常食を食べる機会が増え、災害について考えることができる」。弁当のように多様なメニューを1つのパックに詰め込む非常食づくりに取り組んでいるところだ。「近いうちに大きな地震が来るかもしれない。そういう意識で備えておくことが重要」と訴える。
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4月19日